病態の多様化|うつになる前に症状を把握【症状が軽いうちに原因究明と治療を】

うつになる前に症状を把握【症状が軽いうちに原因究明と治療を】

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うつ病の症状として代表的なものは、抑うつ気分や意欲や喜びの低下です。最近では、軽いものから重たいものまでひっくるめてうつ病と診断し、その範囲が広がり多様な症状や経過を示すものが増加しています。精神疾患は生物学的な原因がはっきりしないために病気の概念が曖昧で、社会的変化の影響を受けやすいともいわれています。人の心には幅があり、その幅の中で苦悩する生き物です。自分が保てなくなって心が傷つき、社会生活が困難になった時はじめてその状態が何かの病気ではないかと疑いはじめます。人が苦労する力は創造につながることもありますが、苦悩がこの病気の多様化につながっているという事実があります。発症を防ぐために苦悩とうつ病をつなげないためには、自分の苦悩をオープンにして、他人と共有し共感していくことが重要です。まずは、自分が抱えている苦しみや生きづらさに焦点をあてて、身近な信頼できる人に話すことから始めてみることが大事です。また、発症した本人は、自分で病気であることに気づいていないことも多いので、家族や周囲の人がサインをキャッチすることが早期治療につながります。病院の受診によりやっと自分がうつ病だと気づくことができても、その治療手段を誤ると回復が遅れたり、さらに症状が悪化したりすることもあります。過労による疲弊状態のうつ病で自宅での休養ができる環境が整っている場合は、通院という形の自宅療養が選択されますが、環境が整わない時には入院療法が選択されます。どちらも休養を第一として薬物治療によって症状を緩和し、カウンセリングなどの精神療法により原因の究明や再発防止につとめていくのが一般的です。うつ病は再発しやすい病気でもあるため、薬の服用や休養だけでなく、根本的な解決につなげるためのカウンセリングが重要になります。性格がどのように形成されたのかを見極めていきながら、個々人にあったカウンセラーを選択してくれる医療機関もあります。問題の原因を探り、どのようなカウンセリングの中身が必要か、男性の治療者や年配の治療者が向いているのかなども考慮されるのが通例です。急性期を抜けて、カウンセリングに主眼をおいたステージに移行すると、集中力が少しずつ回復し、プラス思考に転じてきます。しかし、反動でエネルギーを放出させすぎないように、ゆっくりと回復を目指していくことが大事です。

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